「あ!クヌギの若木だ!ゆきっつぁ、一緒に掘ろう!」
M君、そこら辺の枝をスコップ代わりに掘り始めます。
私も懸命に手伝います。
「ゆきっつぁ、どこ掘ってんの?」
「え?これじゃないの?」
実はクヌギを知らない私は、全くちがう若木を掘っていました。
奥ゆかしく育っているクヌギの苗木は私の目には写っていませんでした。
ゆきっつぁ:「どーせなら、食べれるものを植えたいわ!」
Mくん:「この木が大きく育つだろう。そしたら日陰が出来るんだ。そして、地面には苔が生えてきっとワラビとか食べられるものも育つよ。」
ゆきっつぁ:「ははは。」
ゆきっつぁ