2022年7月23日土曜日

まなび~馬 第1期終了

 今年から週5日開校でスタートした「牧場フリースクールまなび~馬」。

7月20日、第1期を終えました。


第1期終了日のこの日は、鳥取県立博物館で催されている「ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜~」で、学芸員さんのお話を聞きながら恐竜について学習しました。

実は、前もって視察に行った私とモリタン。静かに見学をしたり、まとまって歩いたり、といった公共の場に合わせた行動がどのくらい求められるのか確認にいきました。触れてはならぬものがたくさんあるのでは、、、という不安。。。

学芸員さんには、10分~20分の短い時間で説明してくださるようお願いをしていました。

が!!!


学芸員さんのハイレベルな引率に、どの子も過集中か!というほどの集中力!化石の注目ポイントやどんな恐竜なのかとても分かりやすく説明していただき、次の化石へ移動するタイミングも絶妙。こういうことを「神回し」というんでしょうか?



質問したり、感想をいったりしながら進みました。

こんなに興味関心を示している彼らを、私は初めて見たような気がします。


「この骨は、実は脛の骨なんですね。みなさんの、ココですね。恐竜はつま先で歩いています。早く移動するためなんですね。動物もそうですよね?」

という説明を聞いた途端に、1名、展示室の隅に向かって突然駆け出しました。


!!!!!!


どうした?どうした?慌てて追いかけようと右足を踏み込んだところで、その子は、くるりと踵を返し駆け戻ってきました。


「あんまり早くないけどな、、、。」


つま先で走ると早く走れるのか実験をしていたのでした。

注意しなくて良かった。。。

人で混雑していたら、注意しないといけないのかもしれませんが、こちらの「我慢の限界か?」といったネガティブな思考を見事に跳ね返してくれる出来事でした。

こうした一見して分かりずらい子どもの好奇心を、イタズラだとか、悪さだと誤解して見過ごしてしまっていることが多いのではないかと思います。

この駆け出した子は、実験を終えると、また私たちと同じ歩調で歩き始めたのでした。




「遊べる映像体験」もしっかり楽しみ、クイズラリーにも全員が挑戦。1問、1問、確かめながら展示室をもう1周して、結局、午前中しっかり展示を楽しんだのでした。


余談ではありますが、この翌日、「どんぐりきっず」という親子参加型のサークルで、再び学芸員さんにお越しいただき、恐竜の化石レプリカ「ティラノサウルスの歯」を作成しました。



前日に参加した子どもたちにとっては、一度見た恐竜の歯なので、イメージしやすかったのではないかと思います。

こちらでも、前日とはまた異なる恐竜に関する学びができて、とっても面白かったです。ティラノサウルスの歯の先、御覧になったことがありますか?よく見てみてください。驚きです。

鳥取県立博物館のみなさま、連日ありがとうございました。


そして、試行錯誤のまなび~馬、たくさんの方に支えていただきました。ありがとうございました。第2期もご支援賜りますようお願い申し上げます。

夏休み中は、第1期を振り返りながらブログを更新していきたいと思いますので、お楽しみに。


スタッフ:りさ

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